駅前日曜寺子屋だより
コロナ禍での駅前日曜寺子屋
駅前日曜寺子屋長 玉木晃治
駅前日曜寺子屋のこの一年は、コロナに振り回された厳しい年でしたが、一方では皆で知恵を出し協力することで良いこともあった年でもありました。
一つは教室での密を回避するため、学習方法を大きく変えグループを二つに分け前半後半の二部制としたことです。このため開始時間を一時間早め9時からとし、勉強時間は1.5時間と少なくしました。最初はコロナ対応の短期的な対応のはずでしたが、やってみると、短時間の方が集中できてよい、早く始めると一日を有効に使える、逆に朝忙しいから遅い方が良い、などの肯定的な意見が多く二部制を継続することになりました。さらに一人の会員が前半後半二人の学習者を教えることができる、というメリットにも気づきました。現在は11名の会員で15名の学習者を教えています。
もう一つは、スピーチ大会に司会と4名の発表者を送り出すことができたことです。前半後半の切り替え時間を使った全員での発表練習なども行った結果、最優秀賞も頂くことができました。
残念だったことは、コロナのため今年度も会員・学習者全員での行事ができなかったことです。来年度こそみんなで教室を出て楽しめることをやりたいですね。
限られた時間を有効に活用できて、良かったです。学習者が増えた時の対処として、他の寺子屋も参考にしてほしいです。