北野寺子屋:近況報告

北野寺子屋長 中野芳浩

私が当会に入会して1年半になりますが、現在に至るまで「ウィズ・コロナ」がずっと続いています。当初は、緊急事態宣言やらまん延防止措置などの影響で、教室が休みになることもありましたが、昨年は新種が登場してかなり危ない時期もあったものの、活動休止には至らず、どうにか乗ってきっているというのが現状だと思います。もしかすると、これは人口密度が低く、建物が古くて風通しも良い北野寺子屋のメリットなのかもしれません(笑)。

さて、当寺子屋の3月時点の状況としては、駅前月曜から来て下さっている淵本さんも加えて会員4名、学習者4名(5名の時も)がレギュラーとなっています。昨年まで私が担当していたワンさんが長期休みになったため、1月半ばからベトナム人のチャンさんを担当することになりました。この方は、3年前の来日ですが日本語の学習経験はなく、現在は片言程度で、お子さんが日本の小学校に入学したのを機に日本語学習を始めたいと思ったそうです。ママ友との会話、学校関係の用語、漢字の読み書きなどなど、生活者として日本語が「困りごと」と感じていることも多いようですが、できるだけそれらを取り除いて行くのが私の役割かな、と思うと身も引き締まります。以前、ワンさんの時には一つの例文から思わぬ方向に話が展開(=脱線)して、あれっ、今日は何を教えたっけ?・・・なんて思うこともありましたが、今回のチャンさんとは、シラバスをしっかり定めて基本は真面目に、時には厳しく・・・そうは言ってもやっぱり楽しくなくちゃ続かないよな~、などとあれこれ考えながら毎回のメニューを考えています。食べること(特にアジアンフード)が好きな私は、話題も例文もとかく食べ物関連になりがちですが、そこからまた新しい言葉を導入できたらと思います。

以上、私事ばかりになりましたが、今月は当寺子屋のミニイベントとして、ベテラン学習者、カンデル・二ラジュさんの店(ネパール料理店)で学習後にランチ会をすることになりました。何せ少人数ですので、店の収益アップにはさほど貢献できませんが、コロナになってからなかなかこのような機会もありませんでしたので、楽しい親睦会になればと思っています。参加者の皆さん、沢山注文してあげましょうね!

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