フィリピンの祭り

フィリピンの祭り 「セブ島のシヌログ祭」

Anne Motos さん

Anneさんは、日本に来て約2年半。現在は、小学校で英語を教えています。

日本で見つけたおいしいものは、「寿司大好き。から揚げとラーメンも」とにこにこと教えてくれました。とても笑顔が素敵な方です。

フィリピンの祭りについて聞いてみました。フィリピンは、7,500余りの島々から成り立っています。首都は、マニラ。その中で最も有名な祭りが「セブ島のSnulog(シヌログ)祭り」です。毎年1月の第3日曜日に開かれるフィリピン最大のお祭りです。写真を見せてくれましたが、皆さんが思い思いに着飾り楽しそうにパレードをしています。よく見ると手に小さな人形を持っています。「サントニーニョ」といってキリストの子供時代を模した人形を称えるお祭りでもあります。グランドパレードでは、フィリピン全土から地区単位や学校単位でダンサーが参加し、お祭りが最高潮になります。

そもそも、なぜ「サントニーニョ」を持っているのか疑問になりますね。1521年フェルナンド・マゼランがセブの人々をキリスト教に改宗した際に当時のセブ島の女王におくられた人形のことだそうです。その後、スペインがフィリピンを植民地化しようとし、セブの街は火を放たれ、全焼しました。そんな中、サントニーニョの人形が無傷で見つかり、「奇跡の人形」としてセブの人々に崇められるようになりました。フィリピンの人たちにとって大切な存在であるサントニーニョは今でもお守りとしてレストランや個人の家、タクシーなどいたるところに置いてあります。祭りのときは、自分の人形をもってシヌログダンスを踊るのだそうです。

日本とはまた違って、人々の生活に結びついて、国民のみんなが思い思いに着飾ってパレードをしたり、ダンスをしたりととても大切にしているお祭りだということが分かりました。一度ぜひ見てみたいものです。

 

 

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